西表島ダイビングStaffBlog

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西表島のトンボ

今日は沖縄県民なら誰でも知ってる慰霊の日。

沖縄の離島の離島でもある西表島にも

正午にはサイレンが鳴り子供達とささやかながら

黙祷を捧げました。

「悲惨な戦争なんてあってはならない。」

こんなことを家族で話し合うためなのかな?

慰霊の日は沖縄県限定の公休日なのです。

過去に悲しい戦争があったことはなんとなく理解している

ものの学校が休みなのはやっぱり嬉しいウチの息子達。

戦争についての難しい話はまだまだ先になりそうです!

 

暇を持て余した子供達を連れ出して今ピークを迎えてる

トンボを撮影しに秘密の場所へ。

(って言っても車で乗り付けられる場所なんですけどね)

 

一昔前なら珍しくてトンボマニアが喜んでいたアカスジベッコウトンボ。

もう普通に繁殖してどんどん数が増えている印象です。

アカスジベッコウトンボ_R

コフキショウジョウトンボ_R

写真はよくないですがここはご覧のようにトンボの聖地。

詳しくないのでわかりませんが10数種くらいは観察できそうです

たぶん右上に飛んでるのはコフキショウジョウトンボだと思います↑

左上もまたちがうトンボですね。

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種類が同定できませんがオスメスが交尾中。

オキナワチョウトンボ_R

かなりすばしっこいオキナワチョウトンボ。

 

僕の安物のズームレンズじゃこれくらいしか撮れません。

夏頑張ったら400㎜買いたいなぁ。

 

 

 

 

 

 

まもなく米の収穫が終わります。

早いもので6月も後半。

そうなると心配になるのが…そう台風です。

亜熱帯気候の西表島は米は2回とれ、

その1期目がまさに終わりに近づこうとしています。

今収穫し、上手く台風シーズンをかわして9~10月に2期目を植える。

先人の知恵ですね。

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野鳥の背丈程まで伸びた稲は格好の隠れ場であり食事の場所でもあります。

この時期田んぼに野鳥を見に行くのはとても楽しい♪

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あまりに敏感でこの後すぐ稲の影に隠れてしまうのですが

おそらくアカガシラサギだと思います。

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こちらも普通種ですがなかなか寄らせてくれないチュウサギ。

 

刈り取られてしまうのは野鳥たちにとっては残念でしょうが

今から島では新米が食べれますよ~!

 

 

 

 

 

 

イワサキクサゼミの交尾

梅雨が明けめっきり見なくなったイワサキクサゼミですが

数が少なくなる中、子孫を残すという生物の基本本能には

本当に敬服します。

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朝、仕事の準備をしていた時の事

ウチのバナナの葉の上でジッとしていたクサゼミにブンブン飛び回ってちょっかいを

かけるもう1匹が現れ、あっという間に合体!

イワサキクサゼミってこういう風に交尾をするのね。

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くっつくまでは一瞬でしたがくっついてからはだいぶ長かったですよ。

島にいれば誰でも目にするイワサキクサゼミですが交尾を見たことある人って

ほんと一握りなんじゃないかと思います。

イワサキクサゼミの生態をとらえた貴重な写真ですね!

オンブバッタならぬオンブイナゴ

久々の虫ネタ。

子供の頃見つけると嬉しくて捕ってたオンブバッタですが

同じように今日見つけたイナゴもオンブ中。

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下の大きいのが♀で上の小さいのが♂だそうです。

オンブバッタは交尾以外の時もオンブしているのですが

イナゴの場合は交尾の時以外はオンブしません。

しばらく観察しましたが交尾するところまでは見れず…。

もしかしたら終わった後だったかもしれませんね。

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いつか交尾する瞬間を見てみたいです!

先週に続き、また干潟へ行っちゃいました。

私は先週お留守番だったので、今日は干潟へ連れて行ってもらいました。

いつもと違う干潟、初めての干潟、10年住んでも初めてのところがいっぱいです。

子供達がガイド?!ちなみに長男&次男のポーズはマングローブのマネだそうです・・・。

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「キレイなヤドカリがいる~」と言ったらコムラサキオカヤドカリの子供でした。

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鮮やかな赤?オレンジ?とってもキレイです。

私達がミナミコメツキガニと戯れているころ・・・

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三男は一人で黙々と水遊び。

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今日の一番の目的はクマドリオウギガニ。石の下にいる可愛いヤツです。

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しかも威嚇している姿がこれまた可愛い。

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「近寄るな!」っていう体勢だと思うんだけど、愛らしいですねー。

ただハサミの威力はかなりのものなので。

 

そしていつの間にか川に入っている二人。

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もちろん三男だって入りたい!

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午前中は海、午後は干潟&川、今週も大自然を満喫する週末だったな♪

遊び足りない三人は・・・

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「帰るよー」と三回声を掛けるまで、フルにワルガキです^^;

干潟で出会った生物達。

昨日の観察会は期待していた以上に勉強になりました。

住んで15年くらいになりますがまだまだ知らない事だらけで

島に興味が尽きませんね。

詳しくはお教えできませんが干潟での生物の探し方も

まさに目からウロコ。「こういう風に探すのか」と驚かされました。

子供達がそれぞれ色々見つけてきたので全部は見れていませんが

写真に撮れたのだけアップします。

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まずはお約束のミナミコメツキガニ。写真は大人ですが今は子供たくさん見れています。

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コムラサキオカヤドカリの子供。最初に「コ」がつくのがポイントでビーチや道路で見る

ムラサキオカヤドカリとは別種になります。両種とも子供の時は赤いんですよ。

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ヒヅメガ二。大きいハサミが特徴です。

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フタバオサガ二。干潟に行けばよく見るカニです。上手に折りたためる目が特徴です。

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オキナワハクセンシオマネキ。 大きいハサミが白色でツルっとしています。

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ヒメシオマネキ。大きいハサミの下半分がオレンジ色をしています。

西表島で見られるシオマネキは全部で8種類今回は5種類見ることができましたよ!

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ホウシュノタマガイの卵塊。 別名「砂茶碗」と呼ばれています。

これも干潟を歩けば見ますが貝の卵だと知ってる人は少ないのではないでしょうか。

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砂で卵を守っています。持ってみても崩れません!

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目の下の隈取模様が特徴のクマドリオウギガニ。

ハサミの先と目だけがオレンジ色でおしゃれです。

 

海の甲殻類はそこそこ知ってても干潟は…。

探し方も海中で小さい甲殻類を探すやり方に通じるモノがありましたので

今日の観察会を海中に活かせそうですね。

子供達も目を輝かせて走り回ってました。

参加してホントよかったです!!

 

 

 

 

シジュウカラと格闘した朝

朝はドアを開けっ放しにしている。

息子達の登校や洗濯物を干したり・・・

蚊も入ってこないから、一段落するまで開けてあることが多い。

いつも通り開け放して、歯磨きをしていたら、なにやら黒い物体が入ってきた!

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シジュウカラです。

小さくて可愛いから好きな鳥ではあるんだけど・・・

出口を探して右往左往。

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私達も出してあげたいので、窓側へ追い込む。

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でもそんなことは分からないシジュウカラ。あっちこっちと逃げ回ります。

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私達も汗だくだし、シジュウカラもハァハァして可哀そう。

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やっとのことで捕まえて、外へ逃がしてあげました。

よかったー。

もう入ってくるなよ~。

梅雨らしいお天気が続きます

今日は部落作業の草刈りでした。

午前中は大丈夫かなーと思っていたのですが、やっぱり降ってきたのです。

とても梅雨らしいですね。

それでも草刈りは続行。お昼を過ぎるころまでひたすら草刈りでした。

ちなみに私は子連れなので、公民館内の清掃を担当。

後はひたすら遊ぶ子供達を眺めていました・・・(一応見張り役?!)

子供達はそのまま夕方6時まで帰って来ない・・・。

朝から晩まで本当によく遊ぶ。泥だらけで、いい顔して帰って来ました。

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何度も書いているかも~ですが、今年は雨がたくさん降っています。

 

最近めっきり見なくなったカンムリワシ。

やっと梅雨入りしましたね。

電線に止まっている姿がまだ見られてもおかしくない時期ですが

連日の真夏日の影響で遭遇率がガクッと落ちたカンムリワシ。

農地で一休みしてるところを発見!

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いつもなら撮らない距離ですがなにせ久しぶりですからねぇ。

だいぶ遠かったのに撮影オーラ出し過ぎたか…。あらら。

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観察するには山に入らないといけない時期にもうすぐなっちゃいます。

カショウクズマメの花

あっという間に台風が過ぎ去り拍子抜け…。

いつもこんなんだったらいいのになぁって毎回思う。

「一難去ってまた一難。」

数日後には台風7号が接近してるはずですね。用心用心。

 

この前山に入った時、一際目を惹くキレイなお花が。

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カショウクズマメの花ですね。

マメ科トビカズラ属に分類される常緑つる性木本で八重山諸島と台湾にだけ自生します。

漢字で書くと「火焼葛豆」。火焼とは,台湾の近くにある離島・ 火焼島(現・緑島)

のことらしいです。

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1~5月までの間に周期的に何度も開花して楽しませてくれますが

本当に面白いのはここからで結実してできる果実(!?)がまた面白い形をしています。

時期になったら写真撮ってレポートしますね。