例年に比べ4月の天気が悪い日が多かったせいか
僕の体感で約1ヶ月ほどイワサキクサゼミの出現が遅れていましたが
ここにきてやっと午前中ジージーとうるさい鳴き声を聞かせてくれるようになりました。
こいつが現れるともう梅雨入り間近。長い夏の始まりです。
一応図鑑的な写真も載せておきますね。
体長約1.5㎝ 日本最少のセミでして
普通のセミは木の汁を吸うのですがコイツは草から汁を吸うという特徴があります。
触らなければ逃げませんので撮影は容易です。
ありがたいことにウチの3兄弟には全国各地に「じいじ&ばあば」
がおり可愛がってもらってます。
「西表島のばあば」といえばいるもて荘の母さんになるのですが
広い芝生の庭でランチ(ブログ参照)した時、足元に咲いてた
ムラサキカタバミが気になりました。
駆除が困難で南アメリカ原産なことから環境省により要注意外来生物に指定されているのですが
不思議なことに島人から「やっかい扱い」されているという話をきいたことがありません。
それもきっとこの愛くるしい花にあるはずですね。
天気が良い日にしか開花せず雨の日や曇り空では花が開かないというにくい性質から
ついついカメラをもってる日にはレンズを向けてしまいます(笑)
こいつもわざと刈り取られないで残してもらえたのかもしれません。
この季節だけのおたのしみ「ヤエヤマボタル」。
自分は何度か行っていますが、今日は家族全員でホタル観賞しました。
田んぼの横を通って山に入って行きます。
「ホタル」を「ホテル」と聞き間違えた次男・・・「なんだここ、ほてるじゃないじゃん!」って。
早めに行ったので、少しずつホタルが現れるのを待ちました。
だんだん暗くなってだんだん光が出てきて・・・
マイコはかれこれ3年ぶりかも~と言っていて、かなり感動していました。
長男は前にみた記憶がないようで、「わぁ~すごい!」と見入っていました。
山奥の天然イルミネーション。
キイロスジボタルも飛びはじめました。
キイロスジボタルが出ると、もうヤエヤマボタルの終わりの季節です。
長男とは「3年生になったらまた来ような」と約束しました。
今日も雨こそ降らないですがすっきりしないお天気です。
このまま「まさかの梅雨入り!」なんてことはない…かな…(笑)
さて、気にしてみればけっこう生えてるハナチョウジですが
西表島の東部と西部の間に50mくらい見事に咲いてる所があります。
道路沿いなので西表島の住人なら誰でも知っている場所ですが
車から降りて見たことがある人はあんまりいないんじゃなかな。
花冠の先は4つに裂け、横から見るとちょうど「丁」の字に見えることから
漢字で花丁字と当て字します。
季節関係なく1年中咲いててくれて南国ムードを盛り上げてくれますね。
おまけ。 昨日のカンムリワシの別ver.
表情&アングルともいいのですが昨日の写真ほど解像していません。残念!!
上原便が運航できるくらい海は落ち着きましたが
雨が降ったりやんだりまだ落ち着かない西表島です。
先週も家をあけたヤナギですが今週末も結婚式で石垣島泊まり…。
少々マイコに負担をかけたので反省して(笑)
今日は急いで石垣島から戻り、子供達を連れ出しバードウォッチングに出かけましたよ。
子供がいるのでかるーくドライブしながらですけどねっ!
まあそれでもさすが西表島。ちょっろっと見て回るだけでもたくさんの野鳥が見れました。
恥ずかしながらお見せできる写真は撮れませんでしたので名前だけ。
アマサギ・コサギ・アオサギ・チュウサギなどのサギ科は田んぼにいけばほぼ見れますね。
電線にはチュウダイズアカアオバト・ツバメ・イシガキヒヨドリがとまっています。
珍しいところですと、ダイシャクシギも見られましたよ。
シギ・サギ類は警戒心が強く300mmのレンズでも足りません…
カンムリワシは幼鳥含め計6羽。
一番撮りたかった幼鳥は穂岳が分けわからず近づいて逃がすという痛恨の失態!
僕がガッツリ怒ったのは言うまでもありません(笑)
まあそれでも成鳥はボチボチ。
距離15mくらい(トリミングしてあります)
こちらはゴキゲンの距離4m(トリミングなし)
400mm以上の望遠レンズ欲しいな~
3月17日以来観察を続けてきたツバメの卵ですが
ついに孵化いたしました!
分かりづらいと思いますが写真には2羽写っております。
弱くライトを照らして目がわかるようにしてもう1枚。
3羽までは確認できましたが卵は4つあったので無事全員生まれてくれてるといいですね。
親から元気にエサをもらう姿が見れるのも近そうです!
おかげさまで忙しくさせていただき
なかなか撮影しに行く機会がなかったのですが
なんとか時間作って行ってきました!
今シーズンはホタルの出現が遅れガイドの皆さんをヤキモキさせていましたが
無事3月終わり頃から出始め今がピークとなっております。
気温が下がったり強風が吹いたりしなければこの乱舞はしばらく続きそうですね。
薄暗いうちにセットできなかったのとレンズの選択を間違ってしまい
ホタルの写真としては失敗ですが雰囲気だけでも伝われば幸いです。
ヤエヤマホタルとは…
ヤエヤマホタルは陸棲でカタツムリを食べて成長する種類で、内地のゲンジボタルやヘイケボタルのように水辺に棲むことはなく山間部に棲んでいます。
幼虫時に水の中で過ごすホタルは、ヘイケボタル・ゲンジボタル・クメジマボタルなどのわずかの種で
世界的に見るとほとんどの種類が陸棲です。
八重山のホタルの中でもっとも幻想的なもので、西表島では3月中旬から4月下旬までの約1か月半ほどの間見ることができます。 体長は約2~4mm、日本最小のホタルで発光ダイオードのような白い光をチカチカと早い間隔で点滅を繰り返しながら飛翔していきます。飛びながら発光してるのはオスだけでメスは羽が退化し飛ぶことができません。その体の小ささから光るのは日没後約30分だけで、20時を過ぎるとほとんど真っ暗になります。
その飛び様は儚いですが幻想的で華麗です。
この時期に西表島に来島されるのでしたらぜひ見に行ってほしいですね!