西表島ダイビングStaffBlog

日別アーカイブ: 2016年5月23日

海上保安庁合同訓練

例年行われている海上保安庁との

合同訓練の日でした。

昨年は仕事で参加できなかったので2年振りになります!

全国的に見ても海上保安庁と密に訓練できる民間団体は

少なく貴重な体験になります。

午前中は座学から。

IMG_2408

石垣島で起きた近年の事故を例にどうしたらよかったか考えます。

IMG_2409

「もし、事故が起きたら…」を想定し118番通報体験。

もし本当だったらパニックにならず現状をうまく伝えられるか?

自問自答しながら講義を受けます。

正確に早く情報を伝えることで助かる命があるかもしれない。

他人事ではありません。

 

午後からは海上訓練。

DSCN2102_R

石垣海上保安部から「やえづき」が来てくれました。

DSCN2049_R

昨年から竹富町ダイビング組合で導入している潜水後でも使える信号紅炎。

写真ではわかりづらいですが漂流しているダイバーが着火しています。

曇り空で暗いですが視認性抜群です。

DSCN2058_R

船上でも使ってみました。

 

お次はダウンウォッシュ体験。

DSCN2064

ヘリまで出してくれる海上保安庁に感謝!

訓練参加者が多い西表島だからこそここまでしてくれるんですよ。

ヘリが近づいて来たら先ほどの信号紅炎で位置を知らせます。

DSCN2067_R

ヘリまで吊り上げることはしませんでしたが

あの水しぶきの下にダイバーがいます。

DSCN2069

僕は何度もやったことがあるので初めての人優先で。

目の前は見えなくなるし息をするのも大変なんです!

 

盛りだくさんの訓練内容でホントありがとうございます。

「自分一人だった時にどうやって事故者を船上まで引き上げるか」

DSCN2078_R

いろいろなやり方があってどのパターンがいいか?

自分の船だったらどうするか?これはかなり勉強になります!

DSCN2082_R

ほかにお客さんがいたりして助けがあればいいのですが

このシチュエーションはウチではかなりあり得るので必死です!

DSCN2084_R

今回の訓練はダイビング組合主催ではありますが西表島の観光業者で

あれば自由に参加できます。例年徐々に浸透していまして今年は

カヤック業者も多数参加。

カヤックならではの救助テクニックもあるようです。

DSCN2089_R

最後に複数人で対象物を見つける捜索方法を。

今回はロープを使った円形捜索を習いました。

今回はシュノーケリング業者も多数参加でしたので

水面で行います。

DSCN2095_R

波とウネリがあり条件は悪かったですが皆さん

手応えがあったようです!

 

もちろん海上保安庁のお世話にならないようにするのが一番ですが

「もし事故が起こったら…」

迅速に対応できるよう日々の積み重ねです。

貴重なお時間をいただいた海保のみなさんありがとうございました!

DSCN2099_R

 

 

 

 

 

命をいただく授業・魚まき集会

小学校の恒例行事・魚まき集会。

まずは、魚を捕る体験。

網を張ってそこへかかった魚を捕獲。

DSCN1938_R

大きなボラです!

DSCN1940_R

ひと通り捕ったらいったん浅瀬に移動して・・・

DSCN1974_R

みんなで一気に魚を追い込みます。

DSCN1977_R

この雄大な自然の中でする授業、幸せですね。

捕れた魚をもって学校へ移動。

子供たち&アバサー、待機中。

DSCN1983_R

捕れた魚を一匹ずつ並べて、まずはお魚の教室。

DSCN1988_R

「へえーー」「そうなんだー」と思うことがたくさん。

大人も子供も楽しい授業です。

DSCN1996_R

教科書の勉強も大切だとは思いますが、

こういう授業から「生きる」ってことを学ぶんでしょうね。

そのあとは、自分たちで調理もします。

1、2年生・・・ウロコをとる。

3、4年生・・・内臓をとる。

5、6年生・・・3枚におろす。

長男は3年生なので、内臓をとるお仕事。

DSCN2000_R

エラをとるのが大変そうでした。

みんな一生懸命やってたなー、可愛い。

 

最後に魚汁と刺身とおにぎりでランチタイム。

島の子はみんな魚が大好き。

小さいころからの体験で島の子は強くたくましくなるのかな。

ここで子供を育てられて本当に幸せです。