西表島ダイビングStaffBlog

ほとんど目が見えない視覚障碍者の受け入れ

本日のゲスト様はほとんど目が見えないという

視覚障碍者の親子様。

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お問合せいただいてウチで受けることを決めてから

僕らもまったく初めての経験になりますので

マイコとどうやったら安全に確実に楽しんでもらえるか?

を散々話し合いアイデアを出し合って今日を迎えました。

「どんなゲストにもダイビングを楽しんでもらいたい!」

僕らもプロとしての意地があります!!

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まずはシュノーケリング。

水深があるとサンゴ&魚がまったく見えないので水深1m以内になる

ようなポイントをチョイス。

お父さんはシュノーケリングで初めて魚が見れたそうです。

嬉しそうでしたよ~

エントリーにも一工夫。3人の中では一番モノが見えにくいという

お父さんは階段でのエントリーのほうが危険そうでしたので

バックロールエントリーに挑戦!!

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逃げるような魚はご紹介が難しいのでサンゴに依存している魚や

クマノミなどを中心にご紹介。

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魚の名前を書いたスレートもこの距離でないと見えません。

しかも1人1人にお見せするので思ったより時間がかかります。

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触れるモノは触覚で感じてもらいます。

生きてることに驚いていたクサビライシ。

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ヒラムシも感触を確かめてもらってからじっくり目の前まで

もっていって観察してもらいます。

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水中で砂を巻き上げると魚達が寄って来ることで結構大きくて

綺麗な魚達も見てもらえましたね。

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至らない点もあったと思いますが2ダイブしていただき

僕らも大変勉強になりました。

そして、最後に「最高に楽しかったです!」とお礼の言葉をいただき

自信にもなりました。

数あるダイビングショップの中からウチを選んでくれたことに感謝!!

「自分たちしかできないダイビング店をやる。」

これからも障碍をお持ちの方でも楽しんでもらえるよう精一杯努力

していきたいです。

(なお、ゲスト様よりブログにあげることを全面的に了解をいただいて

書いております。)