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重要無形文化財を間近で見学

500年前から伝承されたと言われており、豊作の感謝と五穀豊穣、健康と繁栄を祈願するお祭り『節祭』の見学に行ってきました。

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11月とは思えない晴れ渡る青空の下、厳かに行われていました。

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みるく様の穏やかのお顔、でも緊張感があり高貴な雰囲気が漂います。

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みるく様は49歳の男性。お祭りの間中ずっとこの格好です。

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黒装束はフダチミ。

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なぜ黒装束なのかは諸説あってはっきりしていないようです。

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ハーリーが始まりました。

自分たちがやるお遊びのハーリーとは迫力が違います。

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女性は浜で踊ります。

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一か月くらいずっと練習をしているようです。

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今回は時間切れで祖納地区だけ。干立のオホホにも会いたかった・・・。

でも半日たっぷりと伝統芸能を堪能してきました。

国指定「重要無形文化財」 節祭

節祭とは西表島星立・祖納の両部落に約500年前から伝承されるお祭りで

農作の感謝と五穀豊饒、健康と繁栄を祈願する儀式です。

国の重要無形文化財に指定されており、部落の方たちは約1ヶ月前から

かなりの練習と準備をするそうです。

ちなみに近隣の小中学校はお休み。

本島や石垣島に通ってる部落出身の高校生なども学校を休んで

節祭を手伝いに戻ってきています。

今日は天気も良かったので久々に節祭を見にマイコとサイチを連れて行ってきました。

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こちらは祖納部落のミリク神

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そしてこっちが星立のミリク神。微妙に顔立ちがちがいますね。

ミリク神は他の島にもいらっしゃいますので見比べてみるのも面白いかもしれません。

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こちらは唯一星立部落で見られるオホホという神様。

オホホはお金で女性や子供たちを連れていこうとするが、誰もついていかない、ということになっています。

お金の力では、豊穣も子孫繁栄も得られないという教訓だそうです。

どちらかというと悪い神様なのかもしれませんが子供達は

オホホが出てくるのを今か今かと待っており、人気はミリク神を凌ぎます(笑)

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どちらの節祭にも獅子舞が出てきますが縁起モノなのは内地のお祭りと一緒。

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祖納部落の巻き踊り。

小さくて見ずらいですが旗頭付近に全身黒装束のフダチミがいらっしゃいます。

フダチミとは実は花嫁衣裳を着ている女性だとか、高貴な御姫さまだから姿を見られないように

異邦人と恋に落ちた娘が姿を隠している等、諸説があるようです。

謎めいた祖納独自の存在。

 

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フニクイヌ(船漕ぎ)儀式

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紅白にわかれ、海の彼方から五穀豊穣を運んでくるための儀式です。

女性達の応援も力が入ります!

 

偶然仕事の休みで久々見に行きましたが

やっぱりスゴイ!!

参加してる部落の方たちはかなり大変でしょうが

ずっとずっと立派に継承していってほしいと思います。